施工管理キャリア編集部

施工管理経験者が、年収・資格・働き方の判断材料を迷わず探せる公開ページです。

施工管理技士補の求人の見方|1級と2級で就ける立場、監理技術者補佐と1級第二次検定までの道筋

この記事の結論

施工管理技士補は、技術検定の第一次検定に合格した人が名乗れる称号です[1, 2]。求人で差が出るのは1級か2級かと、主任技術者の資格を別に持っているかです。1級技士補で、請け負う工事の種類の主任技術者の資格もある人は、監理技術者補佐として現場に置かれる可能性があり[2, 8]、経審では4点です[6]。

結論の続きと根拠を読む
施工管理技士補 求人について考える施工管理経験者のイメージ
この記事はこんな方におすすめ

1級・2級の施工管理技士補(第一次検定合格者)で、第一次合格直後の若手、2級施工管理技士で1級第一次に合格した人、未経験から技士補を取った人

第一次検定に合格して技士補になったが、1級と2級で求人上何ができるのか、監理技術者補佐になれるのか、求人票の「技士補可」「技士補歓迎」が入社後の配置や1級第二次検定にどうつながるのかが分からない

施工管理技士補(第一次検定合格者)が、1級技士補と2級技士補で法令上就ける立場(監理技術者補佐・主任技術者)と経審での評価の違いを確かめ、求人票の技士補の書き方を質問に置き換えて、監理技術者補佐や1級第二次検定につながる求人を選びたい

目次15項目

結論

ただし、第一次検定の合格だけでは主任技術者にはなれません[3]。2級技士補は監理技術者補佐の要件に当たらず、2級技士補の資格だけで点数が付く経審の区分も国の資料に挙がっていません[6, 8]。求人票に「技士補可」「技士補歓迎」とあっても、それだけでは入社後にどの立場で置かれるかは分かりません。配置予定と、次にどの検定を受けられる実務を積めるかを応募前に質問で確かめてください。

PR

次の判断へ進むビルドジョブ:建設業界に特化した転職エージェント

利用は無料です。相談だけでもよく、紹介された求人に応募するかは自分で決められます。面談の予約は365日24時間受け付けています。

対象
施工管理や設計の経験を、どの職種・立場の求人で活かせるかを担当者と一緒に整理したい人
入力する主な項目
誕生年、職種、氏名、携帯番号、メールアドレス
申込後の最初の流れ
  1. 公式サイトのフォームで、誕生年・希望職種・氏名・携帯番号などを入力して申し込む
  2. 面談で、これまでの経験と希望条件を伝える
無料の転職相談を申し込む(ビルドジョブ)

1級技士補と2級技士補の比較:就ける立場と次の検定

比べる点1級技士補2級技士補
監理技術者補佐同じ種類の主任技術者の資格があればなれる。機械器具設置・さく井・消防施設・清掃施設の工事は監理技術者の資格者に限る[2, 8]なれない[8]
主任技術者第一次検定の合格だけではなれない。一部の専門工事業は合格後の実務経験で要件を満たす[3]同左[3]
経審の技術職員の点数監理技術者補佐に当たれば4点[6]技士補の資格だけで点数が付く区分は挙がっていない[6, 7]
次に受けられる検定合格後1年の実務で2級第二次、5年(特定実務経験1年を含めば3年、補佐なら1年)で1級第二次[4]合格後3年(建設機械は2年)の実務で2級第二次[4]
施工管理技士補 求人で確認する希望工種と検定区分の一致・仕事内容と担当範囲・賃金・手当の内訳を整理する施工管理経験者
比較表の条件を、希望工種と検定区分の一致・仕事内容と担当範囲・賃金・手当の内訳の順で整理して判断します。

監理技術者補佐の要件は建設業法施行令第29条で、運用マニュアルは「主任技術者の資格を有する者のうち、一級の第一次検定に合格した者」と整理しています[2, 8]。技士補の検定種目は、請け負う工事の種類に応じて指定されたものに限られます[8]。技士補の検定種目が工事の種類に対応していなければ補佐になれません[8]。

主任技術者と監理技術者の違いは監理技術者と主任技術者の違いで整理しています。

判断軸:監理技術者補佐が現場で求められる理由

監理技術者補佐を各現場に専任で置くと、監理技術者は2つの現場まで兼務できます(専任が必要な工事の場合)[1, 2]。会社にとっては、監理技術者1人で2つの現場を担当できる配置です。ただし、1つの現場だけに補佐を置いた場合、監理技術者は他の現場を兼務できません。また、この特例は監理技術者だけのもので、主任技術者には使えません[8]。補佐は監理技術者の指導監督の下で職務を補佐し、監理技術者講習を受けることが望ましいとされています[8]。

そのため、技士補の求人は次の3つの軸で見分けます。

  • 応募先が、下請に出す額の合計が5,000万円(建築工事業は8,000万円)以上になる元請工事を受けているか。この規模では監理技術者が必要です[2, 8]
  • 入社後に監理技術者補佐として専任で置く予定があるか
  • 自分の検定種目と、応募先が請け負う工事の種類が一致しているか

ケース別:自分の状況で確かめること

ケース1:第一次検定に合格した直後の若手

1級第一次検定は受検年度の末日に19歳以上なら受けられます[4, 5]。合格直後で主任技術者の資格(第二次検定の合格や所定の実務経験)がなければ、まだ監理技術者補佐にはなれません[3, 8]。近い道は、1級第一次合格後に同じ種目で1年の実務を積んで2級第二次検定を受け、主任技術者の資格を得ることです[3, 4]。

その後、補佐として1年働くと1級第二次検定を受けられます[4]。応募先では、2級第二次検定を受けるまでの1年に、同じ種目の工事を担当できるかを聞きましょう。

ケース2:2級の施工管理技士が1級第一次検定に合格した

2級第二次検定の合格は、対応する業種の主任技術者の資格に当たります(土木は種別「土木」など、業種ごとに種別の指定があります)[3]。同じ種目の1級技士補と合わせると、その業種の工事で監理技術者補佐の要件を満たし、経審では4点です[6, 8]。補佐として1年働けば1級第二次検定を受けられるため、補佐の配置予定がある求人ほど、1級への近道になります[4]。

1級第二次に合格し、監理技術者資格者証を持ち、監理技術者講習の有効期間内であれば、経審では6点です[7]。

ケース3:未経験から技士補を取った

第一次検定は施工技術の基礎となる知識を確かめる検定で、第二次検定は現場の技術上の管理と指導監督の力を確かめる検定です[1]。未経験の技士補は、知識の証明はあっても実務経験はこれからです。第二次検定の実務経験は同じ検定種目の工事で数えます[4]。発注者側の技術者としての経験は特定実務経験に当たりません[5]。

担当する工事の種類と、元請の現場に入れるかを確かめましょう。入社後に担う仕事の中身は、施工管理の仕事内容で4つの管理と書類業務に分けて整理しています。

求人票の技士補の書き方を質問に置き換えるシート

求人票の書き方自分が当てはまる条件法令上の見方応募前に聞くこと
「監理技術者補佐として配置」1級技士補+同じ種類の主任技術者の資格要件を満たせば補佐になれる[2, 8]補佐を置く現場の数と、監理技術者が兼務する体制か
「1級技士補可」1級技士補のみ補佐にはまだなれない[8]2級第二次を受けるまでの担当工事と配置
「技士補歓迎」2級技士補補佐の要件に当たらない[8]2級第二次までの実務年数を同じ種目で積めるか
「主任技術者として配置」技士補のみ第一次合格だけでは主任技術者になれない[3]配置の根拠となる資格や実務経験は何か
「資格取得支援あり」全員法令上の要件ではない受検料・講習費の負担と、受検年度の現場配置

このシートは、求人票の書き方と法令上の配置要件を突き合わせるための目安です。個別企業の採用、配置、待遇を保証するものではありません。求人票は雇用契約書ではないため、採用時には書面で労働条件の明示を受けてください[9]。資格手当の書かれ方は施工管理技士の資格手当で確認できます。

PR

次の判断へ進むビルドジョブ:建設業界に特化した転職エージェント

利用は無料です。相談だけでもよく、紹介された求人に応募するかは自分で決められます。面談の予約は365日24時間受け付けています。

対象
施工管理や設計の経験を、どの職種・立場の求人で活かせるかを担当者と一緒に整理したい人
入力する主な項目
誕生年、職種、氏名、携帯番号、メールアドレス
申込後の最初の流れ
  1. 公式サイトのフォームで、誕生年・希望職種・氏名・携帯番号などを入力して申し込む
  2. 面談で、これまでの経験と希望条件を伝える
無料の転職相談を申し込む(ビルドジョブ)

向いている人・向いていない人

技士補の段階で求人を探すのが向いているのは、監理技術者補佐や1級第二次検定までの道筋を、応募先の配置予定と照らして選びたい人です。特に2級の施工管理技士で1級第一次に合格した人は、補佐として置かれる求人を選ぶと、1級第二次の受検資格につながる実務を積めます[4, 8]。

一方、技士補になっただけで主任技術者や補佐として働けると考える人には向いていません。2級技士補や、主任技術者の資格がない1級技士補は、補佐の要件に当たりません[8]。また、受検ルートは令和10年度までは旧受検資格も選べるため、新旧どちらで受けるかを先に決めてください[5]。資格の全体像は資格・市場価値のまとめから確認できます。

応募前に確認したい質問

  • 入社後は、監理技術者補佐・主任技術者・担当技術者のどれとして配置される予定ですか。
  • 下請に出す額の合計が5,000万円以上(建築工事業は8,000万円以上)になる元請工事は、年間にどのくらいありますか。
  • 監理技術者が2現場を兼務し、各現場に補佐を置く体制をとっていますか。
  • 私の検定種目と同じ種類の工事を、入社後に担当できますか。
  • 第二次検定の受検に必要な実務経験の証明は、会社で出してもらえますか。
  • 試用期間中の労働条件は、本採用後と違いますか[9]。

PR

相談先の使い方

この記事で整理した内容を、相談先でどう使えるかをまとめました。各サービスの内容は、運営会社の公式サイトの記載をもとに編集部が整理したものです。

ビルドジョブ

業態
建設業界に特化した転職エージェント
求職者の料金
求職者の利用料はかからないと公式サイトで案内されています。

合う人

  • 施工管理や設計の経験を、どの職種・立場の求人で活かせるかを担当者と一緒に整理したい人
  • 応募書類の作成、面接対策、条件面のやり取りを一人で進めるのが負担な人
  • まだ転職するか決めておらず、まず相談だけして判断材料を集めたい人
  • 現場の都合で平日の日中に時間を取りにくく、面談の日時を調整したい人

合わない人

  • 担当者との面談を経ずに、自分のペースで求人だけを見比べたい人(面談で希望を聞いて求人を提案する形式のため)
  • 施工管理・設計以外の職種を中心に探したい人(公式サイトが挙げる主要な取り扱い職種は施工管理と設計のため)
  • 希望勤務地が限られ、その地域の求人があるかを登録前に確かめたい人(紹介できる地域の明記がないため、問い合わせや面談で先に確認が必要)
詳しく見る:ビルドジョブの主な職種・対応地域・登録後の流れなど
業態
建設業界に特化した転職エージェント(担当者が面談で希望を聞き、求人を提案する形式)
求職者の料金
求職者の利用料はかからないと公式サイトで案内されています。紹介手数料は求人企業が負担する仕組みです。
主な職種
主要な取り扱い職種として、建築・土木・管工事・電気工事・設備・プラントの施工管理と、建築・土木・設備・構造・意匠の設計、設計監理が挙げられています。
対応地域
紹介できる求人の地域は公式サイトに明記がありません。面談で希望勤務地の求人があるかを先に確かめてください。

登録後の流れ

  1. 公式サイトのフォームで、誕生年・希望職種・氏名・携帯番号などを入力して申し込む
  2. 面談で、これまでの経験と希望条件を伝える
  3. 面談の内容をもとに求人の提案を受ける(応募するかどうかは自分で決める)
  4. 応募する場合は、書類作成・面接対策や条件面の交渉の支援を受ける

相談先に聞いておきたいこと

  • この記事の「応募前に確認したい質問」を、紹介される求人ごとに確かめてもらえますか記事の確認項目を求人比較にそのまま使うため
  • 紹介される求人の業務内容・賃金・労働時間は、どの段階で書面やメールで示されますか応募前に労働条件を書面で比べるため
  • 希望する勤務地(通勤できる範囲)で紹介できる求人はありますか公式サイトに紹介地域の明記がないため
  • 応募しないと決めた求人や、今回は転職しないと決めた場合は、どう伝えればよいですか応募・転職の判断を自分で持つため

運営会社: 株式会社MyVision/有料職業紹介事業許可番号: 13-ユ-314719/公式サイトの記載を2026-10-20に確認

建設JOBs

業態
建設業界に特化した転職エージェント
求職者の料金
求職者の利用料はかからないと公式サイトで案内されています。

合う人

  • 建設業界での経験があり、その経験を前提に転職先を相談したい人
  • サイトの公開求人で相場感をつかんだうえで、公開されていない求人も含めて担当者から紹介を受けたい人
  • 応募手続き、面接練習、内定後の条件交渉を担当者に任せたい人

合わない人

  • 建設業界での経験がない人(公式サイトが建設業界経験者の転職に特化と案内しているため)
  • 時間をかけて少しずつ転職活動を進めたい人(利用規約で、電話・面談による転職相談と担当者の支援は原則として開始通知から3カ月が上限とされているため)
  • 紹介されなかった求人について、その理由まで知りたい人(利用規約で、求人照合の検討基準や判断理由は伝えられないとされているため)
詳しく見る:建設JOBsの主な職種・対応地域・登録後の流れなど
業態
建設業界に特化した転職エージェント(サイトで一部の求人を公開し、登録後に担当者が非公開分を含めて紹介する形式)
求職者の料金
求職者の利用料はかからないと公式サイトで案内されています。
主な職種
施工管理(建築・土木・電気・設備・プラント)を中心に、設計職やデベロッパーの求人も扱うと案内されています。
対応地域
紹介できる求人の地域は公式サイトに明記がありません。面談で希望勤務地の求人があるかを先に確かめてください。

登録後の流れ

  1. 公式サイトで会員登録する
  2. 面談で現在の状況を伝え、求人の紹介を受ける
  3. 応募する求人の書類選考に進み、面接に向けた練習を受ける
  4. 企業面接・内定のあと、転職先との条件交渉の支援を受ける(労働条件は入社前に自分で求人企業に直接確認する)

相談先に聞いておきたいこと

  • この記事の「応募前に確認したい質問」を、紹介される求人ごとに求人企業へ確認してもらえますか記事の確認項目を求人比較にそのまま使うため(利用規約では、労働条件の確認は希望に応じて連絡を取り次ぐとされている)
  • 転職相談と担当者の支援は、いつから何カ月受けられますか支援期間の上限(原則3カ月)を踏まえて応募の時期を決めるため
  • サイトに公開されている求人と、登録後に紹介される求人では何が違いますか公開求人だけで判断してよいかを確かめるため
  • 希望する勤務地(通勤できる範囲)で紹介できる求人はありますか公式サイトに紹介地域の明記がないため

運営会社: 株式会社アップベース/事業者番号(運営会社の会社概要の表記): 13-ユ-312361/公式サイトの記載を2026-10-20に確認

この記事の確認項目のうち、相談先で聞けること

面談では、次の項目を紹介される求人ごとに確かめたいと伝えておくと、求人を同じ軸で比べやすくなります。労働条件は、応募先が示す書面で最終確認してください。

  • 入社後は、監理技術者補佐・主任技術者・担当技術者のどれとして配置される予定ですか。
  • 下請に出す額の合計が5,000万円以上(建築工事業は8,000万円以上)になる元請工事は、年間にどのくらいありますか。
  • 監理技術者が2現場を兼務し、各現場に補佐を置く体制をとっていますか。
  • 私の検定種目と同じ種類の工事を、入社後に担当できますか。

紹介される求人の内容や選考の結果は、相談先と応募先の判断によります。

よくある質問

技士補は履歴書にどう書けばよいですか

称号は級と検定種目の名称を付けて「1級土木施工管理技士補」のように名乗ります。2級の土木と建設機械は「2級土木施工管理技士補(土木)」のように種別も付けます。2級建築・電気工事・管工事・電気通信工事・造園の技士補には種別は付きません[2, 3]。合格した年度もあわせて書くと、第二次検定の受検資格を確かめやすくなります。新しい受検資格で数える第一次検定の合格は、令和3年度以降のものです[5]。

2級技士補でも経審で評価されますか

2級技士補の資格だけで点数が付く技術職員の区分は、国の資料に挙がっていません[6]。経審の手引きでも、技術職員名簿とは別のCPD取得者の名簿に、技士補の資格だけを持つ人を記載する扱いになっています[7]。ただし、技術者のCPD(継続学習)の取組を評価する項目では、一級技士補と二級技士補も技術者の数に含まれます[6]。

1級技士補の求人で年収はいくら上がりますか

技士補の有無で分けた公的な賃金統計は確認できず、断定できません。手当や賃金は会社ごとに決まるため、上の質問で配置予定と手当の条件を確かめてください。

次の行動

まず、自分が1級・2級のどちらの技士補で、どの検定種目か、主任技術者の資格があるかを書き出します。次に、受検資格チェックツールで第二次検定までの年数を確かめ、上のシートで求人の書き方を質問に置き換えてください。

受検ルートの詳細は施工管理技士の受験資格にまとめています。試験の実施機関と日程は、国土交通省の技術検定のページから確認できます[10]。転職の進め方は施工管理経験者向けの転職ガイドで確認できます。

出典・編集情報

施工管理キャリア編集部

公開情報を確認し、記事の比較軸と出典を整理しています。個人資格・個人体験に基づく監修記事ではありません。

更新日
2026-10-14
公開日
2026-09-05
読了目安
24分
出典数
10件

本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

制度、資格、統計の説明では、一次情報や公的情報を優先しています。 記事ごとの出典と更新日を確認したうえで、判断材料を整理しています。編集方針・ポリシーを見る

次に読む

転職判断診断で読む記事を絞る →「資格・市場価値」の記事をまとめて見る →

PR

記事を読んだ後の次の判断建設JOBs:建設業界経験者の転職に特化したエージェント

利用料は無料です。会員登録後の面談で今の状況を伝えると、サイトで公開されていない求人も含めて紹介を受けられます。

対象
建設業界での経験があり、その経験を前提に転職先を相談したい人
申込後の最初の流れ
  1. 公式サイトで会員登録する
  2. 面談で現在の状況を伝え、求人の紹介を受ける
無料で会員登録する(建設JOBs)