施工管理キャリア編集部

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施工管理で年収1000万円に届く条件|統計で平均が1000万円を超える年齢・企業規模と「年収1000万円可」求人の見方【令和7年】

この記事の結論

令和7年の賃金構造基本統計調査を年収に換算すると、施工管理に近い建築技術者・土木技術者でも、平均が1000万円を超える区分はあります。ただし、すべて従業員1,000人以上の企業で、建築は40〜59歳の4区分、土木は55〜59歳の1区分だけです[1]。最も高いのは建築技術者の1,000人以上・55〜59歳で約1,165万円です。

結論の続きと根拠を読む
施工管理 年収 1000万について考える施工管理経験者のイメージ
この記事はこんな方におすすめ

30〜50代の施工管理経験者で、大手や中堅の「年収1000万円可」求人を見て、提示額の根拠と自分の年齢・応募先の規模での現実的な位置を確かめたい人

施工管理で年収1000万円に届く人がどの年齢・企業規模にいるのか、統計の平均がどこで1000万円を超えるのかが分からず、「年収1000万円可」と書かれた求人の提示額が上限・モデル年収・残業込みのどれなのか、管理職扱いや所長・監理技術者の配置が前提なのかを見分けられない

年収1000万円という目標を、資格・役職・工事規模を含む実際の条件と分けて検討したい。

目次16項目

結論

999人以下の企業や39歳以下では、どの年齢・規模でも平均は1000万円に届きません。これは平均で、その層の何割が1000万円を超えているかは統計からは分かりません。「年収1000万円可」の求人は、提示額が誰のモデル年収かと、基本給・賞与・残業代の内訳を分けて聞きます。

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対象
施工管理や設計の経験を、どの職種・立場の求人で活かせるかを担当者と一緒に整理したい人
入力する主な項目
誕生年、職種、氏名、携帯番号、メールアドレス
申込後の最初の流れ
  1. 公式サイトのフォームで、誕生年・希望職種・氏名・携帯番号などを入力して申し込む
  2. 面談で、これまでの経験と希望条件を伝える
無料の転職相談を申し込む(ビルドジョブ)

この記事の数値の前提

  • 統計には「施工管理」の区分がないため、最も近い建築技術者・土木技術者の値を使います[1]
  • 対象は常用労働者10人以上の民営企業で働く一般労働者(短時間労働者以外)の男女計です[1, 3]
  • 月の給与は令和7年6月分、賞与は原則として令和6年1〜12月の1年間の値です[2]
  • 年収換算は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で編集部が計算しました
  • きまって支給する現金給与額には、時間外・深夜・休日出勤などの超過労働給与額が含まれます[3]

比較表:年齢と企業規模で平均が1000万円を超える区分

年齢建築 1,000人以上建築 100〜999人建築 10〜99人土木 1,000人以上土木 100〜999人土木 10〜99人
40〜44歳**約1,025万円**約736万円約628万円約830万円約715万円約545万円
45〜49歳**約1,016万円**約820万円約651万円約913万円約771万円約603万円
50〜54歳**約1,050万円**約847万円約689万円約929万円約824万円約626万円
55〜59歳**約1,165万円**約844万円約703万円**約1,065万円**約791万円約640万円
60〜64歳約912万円約750万円約642万円約687万円約669万円約629万円
施工管理 年収 1000万で確認する資格・経験の適用範囲・仕事内容と責任範囲・賃金・手当の内訳を整理する施工管理経験者
比較表の条件を、資格・経験の適用範囲・仕事内容と責任範囲・賃金・手当の内訳の順で整理して判断します。

太字が平均で1000万円を超える区分です[1]。39歳以下で最も高いのは建築技術者の1,000人以上・35〜39歳で約901万円です。999人以下で最も高いのは、同じ建築の100〜999人・50〜54歳で約847万円です。比べるときは、応募先の従業員数と自分の年齢に合うマスを選びます。規模計の平均は建築技術者で約679万円、土木技術者で約625万円です[1]。

判断軸:1000万円を超える区分の中身

区分年収換算うち賞与超過実労働時間(月)超過労働給与の12か月分それを除いた額
建築 1,000人以上 40〜44歳約1,025万円約232万円23時間約106万円約919万円
建築 1,000人以上 45〜49歳約1,016万円約229万円16時間約70万円約946万円
建築 1,000人以上 50〜54歳約1,050万円約252万円15時間約67万円約983万円
建築 1,000人以上 55〜59歳約1,165万円約300万円8時間約36万円約1,130万円
土木 1,000人以上 55〜59歳約1,065万円約284万円9時間約39万円約1,026万円

超過労働給与は、きまって支給する現金給与額から所定内給与額を引いた額です[1, 3]。6月分を12倍した目安で、年間の実額ではありません。

この表から、判断に使える軸が4つ読み取れます。1つ目は企業規模で、1000万円を超えるマスはすべて1,000人以上です。2つ目は年齢で、40歳未満にはありません。3つ目は賞与で、最も高い区分では年収換算の約26%を占めます。4つ目は残業で、建築技術者の40〜54歳の3区分は、超過労働給与を除くと1000万円を下回ります。超過労働給与を除いても平均が1000万円を超えるのは、建築・土木とも55〜59歳の区分だけです[1]。

役職や資格ごとの値は職種別の表にはありません。そのため「監理技術者になれば1000万円」とは言えません。監理技術者は、元請で下請代金の合計が5,000万円以上(建築工事業は8,000万円以上)の工事に置く技術者です[8, 9]。求人の年収がこの役割を前提にしているかは、面接で確かめます。

ケース:30代で中堅企業の「年収1000万円可」求人を見た場合

39歳以下はどの区分も平均が1000万円に届かず、100〜999人の建築技術者35〜39歳の平均は約751万円です[1]。そのため、1000万円は平均よりかなり高い上限の例と考えるのが自然です。提示額が誰のモデル年収か(年齢・役職・残業時間)を聞いてください。

固定残業代を含む場合、募集要項や求人票には①それを除いた基本給の額、②固定残業代の労働時間数と金額等の計算方法、③固定残業時間を超えた時間外・休日・深夜労働の割増賃金を追加で支払う旨を、すべて明示するよう求められています[6]。

ケース:大手で40代・50代の求人を見た場合

統計の平均が1000万円を超える区分に当たります。ただし、建築技術者の40〜44歳は超過労働給与を除くと約919万円です[1]。提示額に何時間分の残業が入っているかを確かめ、残業上限チェッカーで月の残業時間が無理のない範囲かを確認します。ハローワークの求人票では、賞与は前年度の実績で、採用後の支給を約束するものではありません[5]。

ケース:「管理職」「所長候補」で年収1000万円の求人を見た場合

管理職扱いで残業代が出ない求人でも、労働基準法の管理監督者に当たるかは役職名ではなく、職務内容・責任と権限・勤務態様の実態で判断されます。管理監督者でも深夜(22時〜翌5時)の割増賃金は支払う必要があります[7]。所長や監理技術者の候補なら、配置される工事が元請か、下請代金の合計がどのくらいかを聞きます。

監理技術者の要件は監理技術者と主任技術者の違いにまとめています。

「年収1000万円可」求人の読み取りチェックシート

確認項目求人票・面接で確かめること比べる統計値確かめられないときの読み方
提示額の種類上限・モデル年収・前年度実績のどれか。モデルの年齢と役職同じ年齢・規模のマス上限の例と読む
従業員数と自分の年齢会社全体の常用労働者数999人以下・39歳以下なら全区分が1000万円未満平均を大きく超える提示と読む
賞与前年度実績の月数と金額、評価での幅最も高い区分で年約300万円賞与を除いた額で比べる
固定残業代①基本給の額、②時間数と計算方法、③超過分を追加で払う旨上位区分の超過実労働時間は月8〜23時間内訳が出るまで比べない
管理職扱い残業代の有無、深夜割増の扱い、権限と勤務の実態職種別の表に役職別の値はない残業代なしの年収として比べない
担当する工事元請か、下請代金の合計、専任か兼務か監理技術者を置くのは下請代金の合計5,000万円以上(建築工事業は8,000万円以上)役割が決まるまで提示額を前提にしない

統計値は[1]、固定残業代の表示は[6]、管理監督者は[7]、監理技術者は[8, 9]によります。求人票の賃金は税込みです[5]。「確かめられないときの読み方」に当たる行が多い求人ほど、1000万円は条件付きの上限と考えます。このシートは個別企業の年収や採用後の年収を予測・保証するものではありません。

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対象
施工管理や設計の経験を、どの職種・立場の求人で活かせるかを担当者と一緒に整理したい人
入力する主な項目
誕生年、職種、氏名、携帯番号、メールアドレス
申込後の最初の流れ
  1. 公式サイトのフォームで、誕生年・希望職種・氏名・携帯番号などを入力して申し込む
  2. 面談で、これまでの経験と希望条件を伝える
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この見方が向いている人・向いていない人

向いているのは、40代以上で大手の求人を検討している人や、30代で高い提示額の根拠を確かめたい人です。同じ年齢・規模のマスと並べると、提示額が平均の範囲か、条件付きの上限かを分けられます。

向いていないのは、平均を自分がもらえる額と考えてしまう人です。平均は資格・担当工事・役職の違いを含んだ値です。今の給料が低い理由を先に知りたい場合は、施工管理の給料が安いと感じる理由で現職の給与明細を分けてください。

応募前に確認したい質問

  • 「年収1000万円可」は、どの年齢・役職・残業時間の人の例ですか。前年度に実際に支払った人はいますか
  • 提示年収のうち、基本給、毎月決まった手当、固定残業代、賞与はそれぞれいくらですか
  • 固定残業代は何時間分で、超えた分はどのように支払われますか
  • 管理職扱いの場合、深夜の割増賃金はどう払われますか
  • 配属される工事は元請ですか。監理技術者や所長として配置される予定ですか
  • 会社全体の従業員数は何人ですか

求人票は雇用契約書ではありません。採用時には書面で労働条件の明示を受けてください[5]。

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相談先の使い方

この記事で整理した内容を、相談先でどう使えるかをまとめました。各サービスの内容は、運営会社の公式サイトの記載をもとに編集部が整理したものです。

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業態
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求職者の料金
求職者の利用料はかからないと公式サイトで案内されています。

合う人

  • 施工管理や設計の経験を、どの職種・立場の求人で活かせるかを担当者と一緒に整理したい人
  • 応募書類の作成、面接対策、条件面のやり取りを一人で進めるのが負担な人
  • まだ転職するか決めておらず、まず相談だけして判断材料を集めたい人
  • 現場の都合で平日の日中に時間を取りにくく、面談の日時を調整したい人

合わない人

  • 担当者との面談を経ずに、自分のペースで求人だけを見比べたい人(面談で希望を聞いて求人を提案する形式のため)
  • 施工管理・設計以外の職種を中心に探したい人(公式サイトが挙げる主要な取り扱い職種は施工管理と設計のため)
  • 希望勤務地が限られ、その地域の求人があるかを登録前に確かめたい人(紹介できる地域の明記がないため、問い合わせや面談で先に確認が必要)
詳しく見る:ビルドジョブの主な職種・対応地域・登録後の流れなど
業態
建設業界に特化した転職エージェント(担当者が面談で希望を聞き、求人を提案する形式)
求職者の料金
求職者の利用料はかからないと公式サイトで案内されています。紹介手数料は求人企業が負担する仕組みです。
主な職種
主要な取り扱い職種として、建築・土木・管工事・電気工事・設備・プラントの施工管理と、建築・土木・設備・構造・意匠の設計、設計監理が挙げられています。
対応地域
紹介できる求人の地域は公式サイトに明記がありません。面談で希望勤務地の求人があるかを先に確かめてください。

登録後の流れ

  1. 公式サイトのフォームで、誕生年・希望職種・氏名・携帯番号などを入力して申し込む
  2. 面談で、これまでの経験と希望条件を伝える
  3. 面談の内容をもとに求人の提案を受ける(応募するかどうかは自分で決める)
  4. 応募する場合は、書類作成・面接対策や条件面の交渉の支援を受ける

相談先に聞いておきたいこと

  • この記事の「応募前に確認したい質問」を、紹介される求人ごとに確かめてもらえますか記事の確認項目を求人比較にそのまま使うため
  • 紹介される求人の業務内容・賃金・労働時間は、どの段階で書面やメールで示されますか応募前に労働条件を書面で比べるため
  • 希望する勤務地(通勤できる範囲)で紹介できる求人はありますか公式サイトに紹介地域の明記がないため
  • 応募しないと決めた求人や、今回は転職しないと決めた場合は、どう伝えればよいですか応募・転職の判断を自分で持つため

運営会社: 株式会社MyVision/有料職業紹介事業許可番号: 13-ユ-314719/公式サイトの記載を2026-10-20に確認

この記事の確認項目のうち、相談先で聞けること

面談では、次の項目を紹介される求人ごとに確かめたいと伝えておくと、求人を同じ軸で比べやすくなります。労働条件は、応募先が示す書面で最終確認してください。

  • 「年収1000万円可」は、どの年齢・役職・残業時間の人の例ですか。前年度に実際に支払った人はいますか
  • 提示年収のうち、基本給、毎月決まった手当、固定残業代、賞与はそれぞれいくらですか
  • 固定残業代は何時間分で、超えた分はどのように支払われますか
  • 管理職扱いの場合、深夜の割増賃金はどう払われますか

紹介される求人の内容や選考の結果は、相談先と応募先の判断によります。

よくある質問

年収1000万円を超える施工管理は何割くらいいますか

分かりません。職種別の表は区分ごとの平均と人数を示しており、年収の分布や中央値は載っていません[1]。平均が1000万円を超える区分にも、1000万円に届かない人が含まれ得ます。

1級施工管理技士を取れば年収1000万円に届きますか

統計には資格別の値がないため、資格で1000万円に届くかは分かりません。指定建設業で監理技術者になれるのは1級などの国家資格者か国土交通大臣の認定者に限られます[8]。資格手当と、資格を前提にした配置があるかを確かめてください。求人票での書かれ方と残業代への反映は施工管理技士の資格手当で整理しています。

電気工事や管工事の施工管理も同じですか

この記事の値は建築技術者と土木技術者のものです。電気・管工事の施工管理に対応する区分の値は確認できていません。

新しい統計はどこで確認できますか

厚生労働省の賃金構造基本統計調査のページから、結果の概要と統計表を確認できます[4]。

次の行動

まず、気になる「年収1000万円可」の求人をチェックシートに書き出し、確かめられない行を質問にします。次に、施工管理の年収相場で自分の年齢・規模の平均と並べてください。

固定残業代や割増賃金の確かめ方は施工管理の残業代の確認ポイント、年収・給与の記事一覧は年収・給与のページにあります。転職を含めた判断の進め方は施工管理経験者向けの転職ガイドにまとめています。

出典・編集情報

施工管理キャリア編集部

公開情報を確認し、記事の比較軸と出典を整理しています。個人資格・個人体験に基づく監修記事ではありません。

更新日
2026-10-22
公開日
2026-09-28
読了目安
21分
出典数
9件

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